【5月トレッキングクラブ】活動報告

2020年5月28日

山での基本スキルを身に着けよう!
春の突哨山でトレッキング

旭川の中心部から車で30分程度で出かけていける突哨山。アップダウンもさほどきつくないので、トレッキングデビューの子にもおすすめです

1ヶ月に1回のペースで、トレッキングの基本を1から学びながら楽しく歩く小中学生向けの「トレッキングクラブ」。今年度1回目の活動を5月23日(土)に突哨山(旭川市)で実施しました。その様子を紹介します。

これからたくさんのトレッキングに挑戦するために、山での基本スキルを身に着けます。子供といえども山での危機管理は自分で行うことが基本です。服装、装備、歩き方、山の危険植物などを絵や写真を使って確認。

軽い準備体操の後、 登山口へ。登山口では、地図を見て、現在地と今日のルートを確認します。今回は谷渡りルートから、頂上を目指します。さあ、出発!!

今回は山登りグッズとして、トレッキング途中に地図の出し入れがしやすい薄型の斜めがけかばん「サコッシュ」を持って出かけました。中には、地図、山ノート、突哨山に咲く花や鳥をまとめた資料、鉛筆、救急セットが入っています。山ノートには、歩きながら発見したものや気づいたことなどをその都度書き込んでいきます。

建材にも使われている濡れても破れない特殊な紙で作ったサコッシュ。この後それぞれ好きな絵を描いていましたよ。必要なものがさっと取り出せるので便利

 気持ちのいい陽気でトレッキング日和。歩き出して早々に資料に載っている鳥・キビタキを発見!胸のオレンジ色が特徴的で、森の緑に鮮やかに映えます。そのほか、鶴が舞う姿に似ているマイヅルソウや、上から見たら車の車輪のようなクルマバソウのほか、オオバナノエンレイソウ、フッキソウ、ヒトリシズカなど、山の中に静かに咲く可憐な花々に出会いました。


山ノートを出してメモを書きかき。分岐の度に、サコッシュから地図を出して、現在地とルートを確認して、頂上を目指しました

動植物を観察しながら、1時間半かけ頂上へ到着。「おなかすいた~」と楽しみにしていたお弁当を広げ、ミズナラの大木の木陰で、みんなでいただきま~す!

「う~ん、おいしい!」やっぱり山の中を歩いた後に食べるお弁当の味はサイコー!!

 帰りは「木もれびの路」ルートを通ることに。途中にある熊除けの鐘を鳴らし、無事登山口に戻ってきました。資料に載っていた動植物8種も全部見つけてコンプリート!帰宅して山ノートに貼れるようになっています。これから、自分だけの山図鑑が完成していくといいですね。

今回参加してくれた小2のNちゃんが、山ノートを見せてくれました。見つけた花や鳥の写真を貼り、日付や一緒にいったお友達の名前なども書き込んでありました

 次回のトレッキングクラブは、6月27日(土)に大雪山国立公園の北側に位置する浮島湿原へ行く予定。少しずつ距離が伸びていきますが、浮島湿原は平坦な道が多く参加しやすいルートです。また湿原ならではの植物にも出会える場所です。
 トレッキングの基本については、次回もしっかりと紹介します。ぜひ気軽にお問い合わせの上ご参加くださいね。

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