森つく(月に一度は森づくり)

Community forest making

大雪山自然学校では、毎月第3土曜日にキトウシ森林公園で森づくりを行っています。子供からシニアまで、誰もが参加できます。
私たちの森づくりとは、一般的なイメージの植樹や育樹だけではありません。みんなで倒木を運び出したり、道を作ったり、薪を割ったり、自然観察をしたり、薪ストーブでお茶を入れたり、ご飯を炊いたり、ポップコーンを作ったりと、様々な活動があります。
「自分が出来ること」や「好きなこと」でご協力をお願いします。木を倒す、下草を刈る、火の番をする、休憩中のお茶を入れる、子どもと遊ぶ、クラフトを作るなどの役割もあります。現場の作業だけではありません。
目的は「私たちが心地よく使える森」にしていくことです。この活動は、環境保全はもちろんのこと、ご自身の野外行動技術も高まりますし、うまくいけば薪やシラカバ樹液など、森の恵みも頂けます。
環境保全をしながら体を動かせば健康増進にも役立ちます。さらに、新しい発見学びの機会にもなるでしょう。ご家族やご友人をお誘いのうえご参加ください。

■どんな森を作るのか?

それは「森のコミュニティセンター」です。誰もが気軽にやってきて楽しめる。「私たちが使いやすい森」です。

■何を大切にしているの?

次の3つを大切にして活動をしていきます。

①コミュニティ・フォレストリー
森は地域の共有財産です。コミュニティ・フォレストリーでは、住民が主体的に森林管理に参加し、金銭的利益だけでなく、新しいコミュニティの形成、森と人との新たな関係性の構築などの恩恵を受けられます。様々な立場の人が協力し、みんなの共有財産となる場を整えます。

②森のゲートウェイ
誰もが森と関われる「森の入り口」を整備します。幼児、障がい者、高齢者など、誰でも森と繋がれる多彩な活動を行います。森を媒体に人々が出会い、新しい関係性が生まれるはずです。

③ バリアフリーからバリアバリューへ
「バリアをなくす」より、「バリアは個性で価値がある」へ。森はデコボコ、そこで一緒に活動することで、異なる立場の人々の助け合いが必要となり、相互理解が深まります。お互いの特徴を理解し、様々な感性から新たな気づきや成果物を得る。こうした価値を生む場を目指します。

 

■何をするの?

森づくり作業をします。また森の知識や森で過ごす技術を身につけます。

1森づくり作業
・危険な木(枯損木)を切って運び出す
・薪をつくる
・間伐をする
・散策路をつくる、川には橋を架ける
・ウルシ等、危険なものを除去する
・水の流れを調整・管理する

2森の知識・森で過ごす技術を得る
・自然観察
・調査(地質・植生・動物等)
・焚き火、クラフトづくり
・アウトドアクッキング
・樹液や山菜をいただく

※季節ごとに見るとこんな感じ!
【春】樹液採取、花、野鳥、春の山菜、新芽・新緑、シラカバの樹皮
【夏】夏の山菜、草木染め(花・葉・実)、きのこ、森探検
【秋】きのこ、紅葉、落ち葉のじゅうたん、実の収穫、冬支度
【冬】雪遊び、スノーシュー、ソリ、森探検、氷結、アニマルトラッキング

これらを実施して、以下の目標を達成していきます。
・林産物を頂きながら森の整備を進め、木々の成長も促していく
・森のコミュニティセンターとして居心地の良い場を整える


■活動費
<参加一回につき> 大人500円、学生100円(3歳児~、小・中・高校、大学・専門学校含む)
*当日受付時に現地でお納めください。当日キャンセルでもキャンセル料はかかりません。
*保険代や道具の手入れ代などに使わせていただきます。
*年少以上のお子さま、大人に保険をかけます。
15未満のお子さまが参加される場合は、保護者の方による安全管理をお願いします。

■日程
毎月1回 第3土曜日10:00~12:30に実施予定

■場所
キトウシの森(キトウシ森林公園)
大雪山自然学校前集合(東川町北4号西46番地)

■対象
幼児から大人までどなたでも
(幼児・小学生および、配慮が必要な方は保護者が同伴してください)

■参加よりも参画!
参加とは、単に集まって関わる。参画とは事業や計画に関わることです。森つくでは用意されたアクティビティに参加するだけに留まりません。自分がやりたい事を計画し、仲間を集め、実行することができます。